シロアリはすべてが真社会性である。シロアリは巣から有翅の雌雄の生殖虫が飛び出し、群飛後地上に舞い降りると雌雄がペアになって巣作りを始める。雌雄は女王、王となり、交尾、産卵を繰り返す。女王は卵巣の発達とともに次第に腹がふくらみ、種類によっては元の大きさの数倍に達する。生まれた子供は親と同じ姿で、ある程度成長すれば働き蟻として、王、女王を助け、巣を作るなどの作業を行う。子供は雌雄両方があり、それらは成長してゆくにつれ、一部のものが前兵アリを経て兵アリに分化する。兵アリは繁殖をしない。巣の規模が大きくなってくると、ニンフと呼ばれる階級を経て有翅の生殖虫が現れ、特定の時期に巣外に出て群飛するようになる。なお、女王や王が何らかの理由でいなくなった場合、働き蟻やニンフの一部から副女王や副王が生じる。
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生殖虫には眼があるが、働きアリと兵隊アリは眼がない。兵アリには、様々な形のものがあり、種によって独特の形態となる。日本産では、ヤマトシロアリ、イエシロアリは細長い頭の先端に鋭い牙を持っている。八重山諸島に産するタカサゴシロアリは、丸い頭で、牙は小さいが頭の斜め前方に鋭い角を出し、そこから液体を噴射する。沖縄産のダイコクシロアリは、丸っぽい頭で、先端が平らになっており、これを使って巣穴をふさぐという。
シロアリは互いに餌を口移しで与え合ったり、他個体の糞を口にしたりする。これによって、腸内微生物を共有する効果があるほか、フェロモンを集団内に行き渡らせる働きがある。